事故車を廃車にする方法
事故車を廃車にする方法も、通常の車の場合と同じです。
- 引取業者に車(事故車)を引き渡す
- 「使用済自動車引取証明書」をもらう
- 運輸支局等で「永久抹消登録」を行う
上記の手順で手続きを行います。
なお、「永久抹消登録」には、車(事故車)の「移動報告番号」「解体報告記録日」が必要です。
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そもそも「事故車」とは?
事故車とは、「自動車の骨格等に欠陥を生じた車、又はその修復歴のある車」のこと。
交通事故を起こした車、交通事故で壊れた車、交通事故を起こしやすい車…という意味ではありません。
一般的に、事故車には次の2つがあります。
- 自動車の骨格等に欠陥があり、修復していないもの
- 自動車の骨格等に欠陥があり、修復し、修復歴があるもの
なお、この場合の「自動車の骨格等」とは、自動車の走行や機能に影響がある部位のことです。
※バンパー、塗装などはこれに含まれません。
「事故車」かどうかの見分け方
個々の車が「事故車かどうか」は、中古自動車査定基準(※1)によって専門家が判断します。
具体的には、中古自動車査定士技能検定に合格し、
「中古自動車査定士」の資格を持った人です。
中古自動車査定制度に基づいて、
中古車の査定を実施できる資格保有者が判断をします。
(※1)「中古自動車査定基準」とは?
中古自動車査定基準は、(財)日本自動車査定協会が定めています。
主として「中古車の査定」を行うときに用いられる、判断基準の1つです。
そのため、事故車であるということと、廃車手続きをするということに直接的な関係はありません。
「事故車」のイメージ
「事故車でも廃車にできるのか?」
こうした心配が生じるのは、中古車査定での“事故車に対するイメージの悪さ”に起因します。
しかし、実際には廃車の手続きを行う上では、何の不都合も生じません。
「事故車だから廃車にできない」
「廃車にするとき、事故車だと不都合がある」
こうした事実はありません。